レポートナンバー2:(データ:2008年7月26日) |
高度化PHS(W-OAM)のエリアがホームページ等で開示されていない(2008年7月時点)為、実際に対応しているか現地観察しに行きました。 関連リンク:PHS高度化通信規格「W-OAM」の導入 千葉県柏市(H20.4現時点) ・面積:114.90平方キロメートル ・人口:390,219人(152,449世帯) |
以下は2007年時点でのW-OAM対応マップです。既存PHSと高度化PHS(W-OAM)が混在した状況ですが、面的に展開しているエリアは以下の通りのようです。 図:W-OAM展開状況(2007年当時) |
以下は基地局設置箇所をプロットした地図です。 WILLCOMの基地局は現時点(2008年7月)で、G4(GはGeneration=世代)まであります。 G1…初期型(1995年PHSサービススタート時導入)で、無線ユニットと制御ユニットが別になっているのが特徴。 三洋製タイプはパケット通信に非対応。 G2…基地局が一体型になったコンパクトタイプ。 G3…指向性に対応したアダプティアレイ(AAA技術導入)基地局。隣接する基地局と同一周波数の利用が可能。 G4…高度化PHS(W-OAM)対応基地局。 W-OAMの恩恵を受けるためには、端末側がW-OAMに対応しているだけではなく、基地局側もW-OAMに対応している必要があります。 赤丸「●」を押すと、実際の写真が表示されます。 図:柏駅周辺基地局設置状況(2008年当時) |
参考に、1セルをr=500m固定で円を描くと以下のようになります。駅周辺で呼数・トラヒックが高いと思われるエリアは何重にも重なってるのがわかります。 図:基地局カバー範囲(参考) |
高度化PHS(W-OAM)だけで見ると、柏駅周辺のみの展開で郊外までは普及していないようです。 図:W-OAM対応基地局カバー範囲(参考) |
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